top of page

チーム銀河とは

 フランス文学者であり、関西学院大学文学部教授でもある東浦弘樹(とううら・ひろき)が2014年に結成した演劇ユニット。

 一年に一作のペースで、仲間を集め大阪で芝居を上演している。

 

 学生時代、京大西部講堂にあった劇団・風波(ふうは)に所属していた東浦は、その後久しく芝居から遠ざかっていたが、2012年に思うところあって兵庫県立ピッコロ演劇学校本科に入学。中間発表会(ピッコロ・パッソ)でオムニバスのうちの一編『銀河鉄道じゃない夜』を執筆、出演。卒業公演で『この空の下で』の脚本制作に参加、出演。

 

 2013年から2年間、同演劇学校研究科に在籍し、ゴーリキーの『どん底』(巡礼ルカ役)、カミュの『戒厳令』(ペスト役)、チェーホフの『三人姉妹』(老軍医チェブトイキン役)、ソーントン・ワイルダーの『わが町』(町医者ギブス役)に出演したほか、フランスのドキュメンタリー映画 Vivre avec Camus (『カミュと生きる』、ロングインタビュー)、サンテレビ制作の映画『神戸在住』(マスコミ論講師坂東役)などにも出演。

 

 2014年4月に演劇ユニットを結成、自作『銀河鉄道じゃない夜』にちなんで「チーム銀河」と命名。

 2014年12月に『マイ・スウィート・スウィート・ホーム』(作:東浦弘樹、演出:慶雲)を、2015年10月に『チェーホフなんか知らない〜または、余はいかにしてロシアの文豪となりしか』(作:東浦弘樹、演出:斜あゐり)を、2016年9〜10月に『レミゼって呼ばないで〜または、本を飛び出したジャン・バルジャンの華麗な冒険』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)を、2017年10月に『オズの部屋探し〜または、オーバー・ザ・レインボウ不動産のいちばん長い日』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)を上演。

 

 2018年からはモンゴルズシアターカンパニーの増田雄が提唱する「街ゲキ」に参加し、2018年5月〜2019年4月に『改訂版・オズの部屋探し〜または、オーバーザレインボウ不動産のいちばん長い日』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)を、2018年9月〜2019年8月に『リハーサル』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)を毎月1回1年間ロングラン。

 2020年2月にはパリ公演を実現。『オズの部屋探し』をフランス語字幕付きでパリ2区オペラ座近くのWorkshop ISSEで4日間連続上演し好評を博した

 2019年9月からは『メフィスト』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)を毎月1回1年間ロングラン公演の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により2020年2月の公演を最後に休演。その後、2022年1月15日・16日に2日間限定特別公演という形で4回上演した。

 2023年3月には『オンリーユー、または物語を探す二人の役者』(作:東浦弘樹、演出:増田雄)をヤングチーム、アダルトチームのダブルキャストで上演。

 2024年1月には『リハーサル』を大阪Regalo Gallery & Theatre(1月13日・14日)とパリWorkshop ISSE(1月24日〜27日)でフランス語字幕付きで上演。好評を博した。

 2024年5月には演劇ユニット・チーム銀河10周年を記念して、旗揚げ公演で上演した『マイ・スウィート・スウィート・ホーム』を全公演フランス語字幕付きで、大阪Regalo Gallery & Theatre(5月24日〜26日)に加え、京都の関西日仏学館稲畑ホール(5月18日)でも上演する。

​ 

 

 

bottom of page